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包丁の名入れについて

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包丁の側面に名前が入ってるものを見たことはありますか? 名前でなくても、例えば包丁のブランドによって独自のロゴが入っているものでも構いません。ああいった包丁という硬い金属に彫られた名前やロゴは、名入れというサービスによって入れられているのです。

 
本格的な包丁が欲しいと思う方、お世話になった人に包丁を贈りたいという方にとって、名入れというのはとても優れたサービスです。名入れのメリットや名入れとは具体的にどういうものなのかをご説明いたします。

目次

  1. 包丁に名入れをするということ
  2. 包丁の名入れはプロ御用達

 

包丁に名入れをするということ

包丁というと、ただの料理用の道具だと思うかもしれません。しかし、プロの料理人からすれば欠かすことのできない仕事道具ですし、プロでない一般家庭の方にとっても、そうそう買い換えるものではありません。
 
安物を次々に買い換えれば良いという考えの方ならばともかく、少し値が張っても良いものを手に入れ長く使いたいと思う人はたくさんいます。そうした方からすると、せっかく良い包丁、記念の包丁を手に入れるのであれば、もっと自分好みのものにしたい。もっと愛着の湧く包丁にしたいと思うものなのです。
 
良い包丁を買って普段からきちんと手入れしていれば、家庭での使用なら軽く10年は使えます。車やギターに名前をつけるように、包丁に名入れをするのはメジャーなことなのです。
 

包丁の名入れ技術

包丁に名入れをすると言っても、どこでもかしこでも頼める訳ではありません。自宅の近くにある刃物店に飛び込んで、そこでいきなり名入れを頼んでも受け付けてもらえないこともあります。
 
包丁というのは、金属によって作られた刃物です。合わせ包丁か全鋼か、和包丁か洋包丁かによっての違いはありますが、金属に名前を彫り入れるのはとても大変なことなのです。
 
包丁に名入れをする技術には大きく三つあり、手彫り、レーザー彫り、ダイヤモンド彫刻機で掘る、という三つの方法があります。手彫りはいわずもがな、硬い金属に手作業で文字を彫り入れていくのですから、文字の大きさやバランスを決めるところから実際に名前を掘るところまでミスなくできる技術が必要です。
 
レーザーやダイヤモンドを使った彫刻機を使うにしても、技術うんぬんよりも先にまずは機械を持っていないと名入れをすることができません。
 
飛び込みで包丁の名入れを請け負ってくれる店もありますが、仕上げはまちまちですので、本格的な包丁を買って名入れをするなら、最初から名入れサービスを受け付けているようなところを選ぶと良いでしょう。
 
手彫りなら仕上がりはまちまちですが、レーザー彫りなどであればどこで頼んでも仕上がりに遜色はありません。ただ、一度名前を入れると簡単に消して入れなおすという訳にはいきませんので、慎重に吟味する必要があります。
 

包丁の名入れはプロ御用達

プロの料理人にとって、名入れした包丁というのは一種の一人前の証です。これは、自前の包丁を一揃え持つことができる、ということ自体が厨房で下ごしらえではなく料理を作ることを認められている、ということになるからです。
 
名入れ他にも、実用的な面から見て、他の料理人と包丁が混ざってしまわないように、という考えもあります。プロの料理人が使う包丁というのは、千差万別とはいきません。グレードの違いこそあれど、やはり人気の包丁ブランドというのはありますし、大きなホテルや料亭の厨房であれば、同じメーカー、同じラインの包丁を使っている人がいることもあるからです。
 
名入れをしていればひと目見るだけで自分の包丁とそうでないものを見分けることができます。
 

包丁に名入れするメリット

包丁に名入れをすることのメリットというのは、なんといっても普段から扱う自分の包丁に自分の名前を入れることで愛着が湧いてくることです。
 
これは、プロの料理人に限った話ではありません。例えば贈り物として名入れした包丁を選ぶのは、相手からすると数打ちの包丁をいただいたのではなく、世界にただ一本、自分だけのための包丁を贈ってもらった、という認識になるのです。そのため、贈り物の包丁にお相手の名前を入れて差し上げるというのは非常に喜ばれます。
 
自分で使う包丁に名入れをする場合も変わりません。自分の名前が入っていれば、包丁を見るたびに頬が緩んでしまうこと間違いなし。愛着が湧いてくるので、名入れをしていない包丁に比べると、普段から扱いを丁寧にしたりこまめに手入れをしたりするようになります。
 
このあたりの感覚は、きょうだいがいる方なら分かりやすいかもしれません。兄や姉に買い与えられたものを共有したり、おさがりを貰うよりも、自分だけのものを手に入れた時の方が喜びは大きいのです。喜びが大きいと包丁を良く使いたくなりますし、手入れにも気を配るようになります。そういう意味では、新婚家庭の奥さんへ名入れした包丁を贈るのはとてもおすすめです。
 

包丁の名入れでできないこと

包丁の名入れはとても良いことですが、ただなんでもできるという訳ではありません。中には名入れすることができない包丁もありますし、名入れするにしても限界があります。包丁はあくまでも実用品で、余りにも装飾性だけを追い求めた名入れは意味がないからです。
 
例えどんなに好きな言葉であろうと、包丁の表にも裏にもびっしりとラブソングの歌詞を名入れする訳にはいきません。レーザー彫りならば不可能ではないかもしれませんが、完成している包丁に名入れをするのは、傷をつけるということでもありますので、どうしても強度の問題がでてくるのです。ですので、大抵の名入れサービスでは入れることができる文字数に限界があります。
 
また、和包丁と洋包丁でできる名入れは変わってきます。
 

和包丁の名入れ

名入れ和包丁は基本的に片刃です。刃がついている表面の柄に近い方に名入れをするのが一般的です。この場所が包丁の中で最も砥石が当たらないからです。
 
裏面に名入れをすると、包丁を研ぐに従って少しずつ文字が消えていってしまいます。合わせ包丁ならば軟鉄と鋼の境目に名入れをすれば何もしないより当然強度が下がります。ですので、多くても5文字ほどが名入れの限界になります。
 

洋包丁の名入れ

洋包丁の場合も同じように柄に近い部分に名入れをすることになります。問題は、洋包丁が両刃であるということです。両刃なので、刃の表も裏もどちらも研ぐことになります。長文で名入れをしたり、下手な場所に名入れをしてしまうと名入れした文字が消えていくのは和包丁と同じです。
 
また、洋包丁は錆びにくさを重視してステンレス製になっているものが多く、名入れを受け付けていない場合もあります。これは金属の性質や名入れの方法の得意不得意によるものです。ペティナイフなどはサイズが小さいので名入れをするスペースがなく、きちんと名入れできない場合があります。
 
一方で、洋包丁はレーザー彫りを使って自分の好きなロゴや会社名を入れたりすると和包丁より見た目も綺麗で華やかになります。
 
包丁の名入れは、必ずしなければならないようなものではありません。ただ、贈り物ならば間違いなく喜ばれるサービスですし、自分へのプレゼントであっても間違いなく包丁に愛着が湧いてきます。
 
名入れのサービスは大抵安いです。無理にとは言いませんが、良い包丁を手に入れるのなら一緒に頼むとより満足感の高い買い物をすることができるでしょう。