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名入れの方法

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包丁は、料理人にとって相棒とでも言うべき道具です。洋食でも和食でも中華料理でも、包丁がなくては料理を作ることができません。また、そうしたプロの料理人と同じように、一般の家庭の方にとっても必要不可欠な道具です。

 
それだけ日常的に使われるシーンの多い包丁ですので、名入れを行うこともあります。より自分の包丁だという思いや愛着を持つため、自分のものと他人のものとをひと目で見分けるため、包丁にオリジナリティを持たせたいがため。
 
色んな理由があって名入れをするのですが、包丁に名入れをするに当たって、その方法を知っておくことでより自分に合った名入れをしてもらうことができるようになります。
 
という訳で、包丁の名入れの方法について紹介していきます。
 

目次

  1. 名入れの大まかな手法
  2. 手彫り

 

名入れの大まかな手法

名入れの方法「包丁の名入れに種類なんてあるの?」なんて思ってしまう方もいるかもしれません。ですが、実際には包丁の名入れの方法には幾つかの手法があるのです。まずは名入れの方法について、大きな分け方で説明しましょう。
 
名入れの方法で現在使われているのは、手彫りと彫刻機彫りの二つです。手彫りはそのまま職人が自分の手で名前を彫り入れる方法で、彫刻機彫りには、更に二種類の違いがあります。
 
レーザー彫りと、ダイヤモンド彫りです。これだけしかないというより、包丁という硬い金属の塊にきちんと文字を彫り込む方法として、手彫り、レーザー彫り、ダイモンド彫刻機彫りが主流になっていると考えていただければ良いです。
 
それでは、三種類の名入れの方法について、少し詳しく説明します。
 

手彫り

最も古くからある職人の方法です。包丁というのは、一部のプラスチックやセラミックの包丁を除けば基本的に金属でできています。ステンレスか鋼かの違いはありますが、どちらもとても硬いので、彫刻刀のようなものを使って文字を彫り込むのはとても大変です。
 
ですから、手彫りの場合は金槌とたがねと呼ばれる道具を使って名入れを行います。たがねというのはのみと似た形をしている道具で、木材用に使われるのみとは違い、石や金属などの硬いものに彫り込みを入れるために使われます。用途から頑丈さが必要になるため、棒状のたがねの刃先だけが鋭くなっています。のみが薄刃包丁だとすれば、たがねは出刃包丁です。
 
包丁を固定し、たがねのお尻を金槌で叩くことによって、たがねの刃先で文字入れを行います。金槌を叩く強さによってどのくらいの深さの彫り込みを入れるのかも調整します。
 

手彫りの良いところと弱点

手彫りは、機械を使わず職人の手によって作業が行われることもあって独特の味がある見た目に仕上がります。機械で名入れを行うと綺麗に仕上がりますが、そうした綺麗さではなく味わいが欲しいという方、または彫ってほしい職人さんがいるという場合はぜひおすすめの名入れの方法です。
 
その一方で、どうしても手作業になるため全ての文字が同じくらいの仕上がりになるとは限りません。文字の大きさが不揃いになってしまったり、一発勝負なので上手く仕上がらないこともあります。
 
この辺りの弱点というのは、全て職人さんの腕にかかってしまうので、腕の良い職人を見つけられない場合はせっかくの包丁の名入れが台無しになってしまうことも。また、全鋼の包丁や硬いスレンレス製の包丁だと名入れができない場合もあります。