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包丁のお手入れ

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包丁のお手入れ料理をする時、包丁なんてこれっぽちも使わない! なんて方はそういないのではないでしょうか。確かに一人暮らしで簡単な料理しかしないということであれば、キッチン用ハサミだけで事足りるかもしれません。
 
それに、一切自炊はしない! なんて主義の方もいるでしょう。ですが、大抵の方は少なからず自宅で料理をしますよね。料理をする時に必要なのが料理道具です。その中でも包丁は、とりわけよく使うものです。毎日使うものにはお金を掛けたくなるのが人の心理です。思い切って良い包丁、本格的な包丁を購入した方、もしかしてそれだけで満足していませんか? どんなに良い包丁でも、買った後の普段のお手入れがきちんとできていないとあっという間に包丁の切れ味は鈍ってしまいます。
 

目次

  1. お手入れをしなくて良い包丁はない
  2. 基本的な包丁のお手入れ
  3. 錆びが浮いている時のお手入れ
  4. まな板選びもお手入れになる

 

お手入れをしなくて良い包丁はない

ご家庭で包丁を使われている方の中には、「ステンレスの包丁なら手入れしなくて良いんでしょ?」なんて言う方がいます。確かにステンレスというと鋼の包丁と比べて錆びにくいですし、お手入れしなくても良いかと思う気持ちも分かります。
 
ですが、たとえ数百万円する世界最高の包丁であったとしても、使っている内に切れ味が悪くなって錆びてしまうのです。
 
鋼の良い包丁でも、場合によっては水で濡らして半日置いておくだけで錆が浮いてきます。もしくは、食材を切る時にまな板に包丁の刃先が当たることになりますので、ほんの少しずつ刃先が丸く潰れていってしまうのです。
 
包丁のお手入れというのは、切れ味良く、包丁を長く使うために絶対に必要です。もちろん、使い始めて一ヶ月、切れ味が悪くなったらすぐ買い換える、という主義の方ならお手入れしなくても関係ないですが、やはり良いものを長く使うのがお手入れの基本です。
 

基本的な包丁のお手入れ

包丁のお手入れをするにあたって、一番基本的なことはなんでしょうか。それは、『包丁を濡らさない』ということです。セラミックの包丁は別ですが、鋼の包丁もステンレスの包丁も、濡れているとそこから錆びていきます。
 
ですので、包丁を使った後は必ず水気を拭き取るようにしましょう。
 

包丁の洗い方

包丁のお手入れ包丁を使った時は、必ずこまめに洗うようにしましょう。水洗いだけでは食材の油などがきちんと落ちませんので、洗剤を使って洗います。特に、レモンなどの柑橘類を切ったまま放置しているとみるみるうちに錆びていくので注意が必要です。
 
金属たわしなど、固いものを使って包丁を洗うと包丁が傷ついてしまいますので、洗うときは柔らかい食器用のスポンジを使いましょう。切れ味を保つためにも、切る食材を変える時は毎回包丁を洗いましょう。魚を捌いた後そのまま野菜を切ったりするのは良くありません。
 
汚れを落としたら、必ず綺麗に水気を拭き取ります。洗った包丁を片付ける時はその辺に放置するのではなく、刃が傷ついたりゆがんだりしないように、包丁差しに差し込んで保管しましょう。
 
面倒かもしれませんが、包丁差しを活用すると刃が痛むのを防ぐことができますし、不注意で怪我をすることもなくなります。
 

定期的に包丁を研ぐ

包丁が錆びないように、傷つかないようにする毎日のお手入れは、使った後きちんと洗って水気を切ることです。ですが、そうしていても切れ味は徐々に落ちていってしまいます。
 
ですので、定期的に砥石で包丁を研ぐようにしましょう。簡易的な包丁研ぎグッズなどもありますが、ああしたグッズというのは一時的に切れ味を復活させるための道具ですので、包丁の刃じたいが損耗していると効果がありません。
 
切れ味を取り戻し、維持するためには砥石が必要なのです。使う砥石は、中砥石と呼ばれる1000番前後の砥石がおすすめです。300番などの荒砥石だと目が粗すぎて鋭く研ぐことができず、6000番などの仕上げ砥では目が細かすぎてしっかり研ぐことができません。
 
中砥で研いだ後に仕上げ砥を使うと、切れ味がより良くなりますし、長持ちします。
 
包丁を研ぐのは切れ味が鈍くなってきたら、という自分の感覚に従ってください。大体、一ヶ月に一度から数ヶ月に一度くらいの頻度に落ち着きます。毎日生魚を捌くような人ならもっと短くなりますし、あまり料理をしない人なら頻繁に研がなくて良いのでもっと長めの間隔になります。
 
簡易的な包丁研ぎ器を使うなら、数ヶ月に一度中砥石で包丁を研ぎ、一週間に一度簡易研ぎ器を使う、といったふうにどちらも組み合わせて使うと良いでしょう。
 

錆びが浮いている時のお手入れ

気をつけていても、もしくは気がつかない間に包丁が錆びてしまうこともありますよね。そんな時はどうすれば良いかと言いますと、クレンザーとスポンジを用意してください。
 
クレンザーは液体タイプのものではなく、粉末タイプの方が研磨力が強いのでおすすめです。
 
包丁を軽く水で濡らし、動かないように固定してクレンザーとスポンジで包丁をこすります。怪我をすると大変なので、刃に近いところをこする時は特に注意しましょう。
 
小さな錆びくらいなら、スポンジとクレンザーで軽くこするだけで綺麗になります。大きく錆びている場合で、スポンジではどうしようも無いときは金属たわしを使いましょう。ただし、力任せにするのではなく、丁寧にこすってください。
 

錆びている包丁を研いではいけない

包丁が錆びている時、「錆びているところも砥石で研いでしまえば良いのでは?」と思うかもしれません。ですが、どんなに錆びていてもその部分に砥石をかけるのは避けましょう。
 
確かに砥石を使うと錆び部分も綺麗になりますが、実は包丁の表面にあるコーティングなども剥げてしまうので、次からは研いだところがすぐに錆びるようになってしまうのです。こうなってはイタチごっこで、研いでは錆び、錆びては研いでを繰り返すことになります。
 
また、刃以外の部分を砥石で研いで包丁が歪んでしまうと、切れ味は大きく落ちてしまいます。
 

包丁を食器洗い機に入れてはいけない

包丁のお手入れご家庭によっては、食器を入れて蓋をしめるだけでオーケーという食洗機、食器洗い機がありますが、これに包丁を入れてはいけません。
 
確かに自分の手で洗わなくても良いので、肌が弱い人や水が冷たい冬などは便利ですが、包丁に関しては手洗いを徹底しましょう。
 
なぜかといいますと、食洗機に入れてそのまま忘れてしまうことが多く、包丁を錆びさせてしまいやすいからです。実際、いつも包丁を食器洗い機に入れていて、気がついたら包丁の持ち手部分、中子という部分が錆びてしまい、包丁が使い物にならなくなることがあります。
 

まな板選びもお手入れになる

包丁は真剣に悩んで選んだけれど、まな板は近所のホームセンターで一番安かったものを適当に買ってきた。なんて方、多いのではないでしょうか。包丁に比べると、まな板選びは見た目や利便性、値段などそれほどこだわらずに決めてしまいがちなのですが、実は包丁を長持ちさせるまな板の選び方があるのです。
 
包丁で食材を切るたびに刃先がまな板にぶつかりますよね。この時、ぶつかるまな板がプラスチックなどのとても固い素材でできていると、刃先の方が負けてしまい、どんどん刃先が潰れて切れ味が悪くなってしまいます。
 
ですので、包丁を少しでもいたわりたいのであれば、木のまな板か、もしくはゴム製のまな板を選んでください。適度に柔らかい分刃が潰れにくく、切れ味が長持ちするのでおすすめです。